2014年8月4日

日本司法福祉学会

8月2~3日、追手門学院大阪城スクエア及び大手前中高等学校において
日本司法福祉学会第15回全国大会が開催されました。
この学会は、主に非行や犯罪といった問題を抱える人々を
どのように支援していくかというテーマを扱っており、
年1回の大会では日本全国からこの分野に関わる
研究者や実務家が集まり研究発表や交流をしています。

私達は以下の3点の活動を行いました。

○パネル展示
学会テーマに関連する団体紹介コーナーにて出展し、活動をPRしました。
多くの参加者が私達の話を聞いて下さり、ある関係機関からは
BBS実践について研修講師に来てくれないかとの依頼もありました。

○懇親会
日本最古のBBS運動の学生代表会議にも登場した
茨木のお芋を使用した芋焼酎茨木童子を振る舞いました。
また、余興ステージでは、着ぐるみ茨木童子出演の下、
非行問題に関わるトピックを中心に茨木市の観光PRを実施しました。
茨木童子は、平安の世に京都を荒らし回った過去がありながら
現在は茨木市のマスコットキャラクターとして市のPRに努める
「非行から立ち直った少年」です。
台本が長過ぎたとの反省はありますが、参加者からは
「良かった。」との声を多く聞きました。

○自由研究報告
大阪城清掃グループワークについて発表しました。
質疑応答でもBBS会の組織運営を中心に議論が交わされました。
静岡からお越し頂いたある参加者の方からは、
静岡のBBS会と交流しないかとのお誘いもありました。
静岡は徳川家康の地元なので、大阪城清掃グループワークに
出てきた真田幸村や大阪城とは、大阪冬の陣・夏の陣つながりがあるからとのことです。
前向きに検討させて頂きます。

今回やや背伸びをして全国大会での活動を行いましたが、
より多くの関係機関とのつながりを構築できました。
今後より一層の活動の充実が図れるものと期待しています。

着ぐるみ茨木童子の出演を快諾して下さった一般社団法人茨木市観光協会、
研究発表を認めて下さったNPO法人大阪城甲冑隊に厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。

2014年6月21日

大阪城清掃グループワーク

本日、大阪城公園にて大阪城清掃グループワークを実施しました。
グループワークとは、複数の少年と複数の会員で、
レクリエーションや社会貢献活動などのグループ活動を行うものです。

戦国武将真田幸村をモチーフとする自作の鎧兜を着用して活動を行う
NPO法人大阪城甲冑隊との合同で、公園を清掃しました。
甲冑隊の皆さんが毎月実施されている定例清掃に混ぜて頂く形で
実施したのですが、清掃コースでは、当会会員が多く在籍する
追手門学院大学にまつわる場所も通りました。



【大阪城天守閣】



清掃活動のスタート地点及びゴール地点です。




実は、天守閣の地下には貯水池があるのですが、
追手門学院の創立者である高島鞆之助先生のご尽力により作られたものです。

【追手門学院創立100周年記念植樹ヤマザクラ】





学院創立100周年を記念して、学校法人追手門学院と
同窓会である山桜会により植樹されたものです。
桜が散ってしまったのが残念。
春の新歓シーズンにまた実施したいですね。

【追手門学院小学校】


追手門学院の歴史は、1888年創立の大阪偕行社附属小学校に
始まっており、現在は追手門学院小学校と改称しています。
清掃コースでは正門前を通りました。

【追手門学院大手前中高等学校】


清掃コースでは正門前を通りました。
生徒さん達が、校舎の窓から清掃中の私達に
手を振ってくれました。

【大阪府立大手前高等学校】


戦後、当時の追手門学院は「大手前学園」と改称します。
ところが、当時は「大阪府立大手前高等女学校」という名称であった
この高校と名称が紛らわしいので名称変更するよう大阪府から勧告があり、
現在の追手門学院に改称されて現在に至ります。

【大阪城大手門】



大手門とは、城の正門のことで、幕末までは追手門と称していました。
ここから追手門学院の名称が取られているのです。



少年の参加が無かったのが残念ですが、グループワークの運営手法について
経験できる機会となりました。

本企画に関して、合同での活動を快諾して下さったNPO法人大阪城甲冑隊の皆様、
追手門学院の歴史に関する文献を快く提供して下さった学校法人追手門学院の皆様、
本当にありがとうございました。

2014年5月24日

平成26年度定時総会

本日、当会の定時総会が実施されました。
ご来賓として、茨木地区保護司会、茨木地区更生保護女性会、
大阪保護観察所からのご参加がありました。

去年度の事業報告、決算報告、
今年度の事業計画、予算、
会則の一部改正と全ての議題が
満場一致で可決されました。

特に、会則改正においては、入会資格について、
茨木市に在勤、在学又は在住されていない方にも
門戸を開くことになりました。

今や会員数は24名となり、大阪府下の地区会としては大規模となりました。
新入会員の育成、新規活動の確保が求められています。

午後には、非行臨床に関わっている専門職の方をお呼びして、研修を実施。
懇親会でも参加者同士で熱く語り合う機会がありました。
ご来賓の方々からも、同じ茨木市で更生保護に携わる者同士で
連携したいとのお言葉を頂戴しました。
市内の関係団体による合同交流研修企画の実施など
新たな活動アイディアが湧いています。
ありがとうございました。

2014年4月21日

新歓説明会

この度、新歓説明会&飲み会(第1回)が
しめやかにとり行われました。
新入会員1名、入会希望の方1名がお越し下さり、
お二人とも仲間に加わって下さいました。

茨木市内の豊富な資源を取り入れた
企画に興味をお持ち頂き大変嬉しく思っています。
まだ新歓企画が予定されていますので、
ご興味のある方はどうぞご参加下さい。

写真は、説明会終了後の様子。
お菓子やお茶をいただきながら、
懇切を旨として、和やかに行われたのでした。

2014年4月5日

当会にご興味をお持ちの皆さんへ~平成26年春新歓情報~

新入生の皆さん、この度はご入学おめでとうございます。
茨木BBS会は、この春に大学に入学された新入生の皆さんや
新入生に限らず当会にご興味をお持ち下さっている皆さんを
対象に新歓イベントを開催致します。
奮ってご参加下さい。

新歓説明会&飲み会(第1回)
日時/4月13日15:00~
集合/14:50にJR茨木駅改札外又は15:00に茨木市更生保護サポートセンター

新歓説明会&飲み会(第2回)
日時/4月19日16:00~
集合/15:50にJR茨木駅改札外又は16:00に茨木市更生保護サポートセンター

(第1回&第2回共通)
内容/当会の活動紹介、参加者同士の交流
場所/茨木市更生保護サポートセンター
参加方法/前日までにメールアドレスibarakibbs2013★yahoo.co.jp(★を@に変えて下さい。)に
 参加の旨連絡して下さい。

☆会場へのアクセス
茨木市更生保護サポートセンター(茨木市福祉文化会館1階)

※平成26年春の新歓行事は終了しました。
 入会は随時受け付けていますので、ご興味のある方はどうぞご連絡下さい。


2014年3月8日

お問い合わせ

下記の連絡先までお気軽にどうぞ。

メールアドレス/ibarakibbs2013★yahoo.co.jp(★を@に変えて下さい。)

2014年3月2日

会員募集

非行等の問題を抱えつつも立ち直りたいという少年少女の手助けをし、寄り添い支える喜びを感じてみませんか?
彼らとの絆を一緒に深めましょう。

心理学・教育学・社会福祉学・社会学・医学・法学を専攻されている学生の方は
活動に専門性を活かせるチャンスです。
法務教官・家庭裁判所調査官・保護観察官等の非行臨床に関わる職業を
目指されている方も大歓迎です。

活動の参加への強制はありませんので、都合の合う活動のみの参加で大丈夫です。
他のサークル・部活との兼部もOKです。

学生・社会人の垣根なく、アットホームな雰囲気で活動していますので、
あなたも活動の輪に加わりませんか?

ご興味があれば、まずは1~2月に1回程度実施しているミーティングを
見学してはいかがでしょうか。
下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせ下さい。

ibarakibbs2013★yahoo.co.jp(★を@に変えて下さい。)

活動内容

○ともだち活動
少年1名と会員1~3名で、話し相手になったり学習支援を行います。
保護観察所、児童相談所、社会福祉協議会、市内の福祉委員等からの依頼によります。

○グループワーク
複数の少年と複数の会員で、レクリエーションや社会貢献活動を行います。

○施設訪問
茨木市内にあり、日本最古の歴史を持つ浪速少年院にて運動会や成人式等の行事に参加します。
茨木市内にあり、事情があり家庭には帰ることのできない女子少年を支援する大阪ミカエラの家にて話し相手になったり、行事での劇やバンド演奏をしたりします。

○ミーティング
月に1~2回程度の頻度で開催されます。
活動に関する話し合いや研修等を行います。
研修では、法務教官、家庭裁判所調査官、保護観察官等の非行臨床の実務家をお招きすることもあります。
会員の希望に応じてテーマや講師を決めています。

○会員交流企画
飲み会、ボーリング、合宿など会員間の交流を深める企画を実施します。
茨木市内には、追手門学院大学、梅花女子大学、藍野大学、大阪行岡医療大学、大阪大学(平成27年4月以降、立命館大学が加わります。)がありますので、インカレサークルとして大学間の垣根を越えた交流を図っています。


当会について

BBSとは、Big Brothers and Sisters Movementの略で、
法務省の協力団体として少年少女に寄り添い、
立ち直りをサポートする青年ボランティア団体です。

わが国では、終戦直後、立命館専門学校(現・立命館大学)の学生であった
永田弘利氏(1926~)が、非行問題の対策会議が
開催されたとの新聞記事を読み、京都府に対して、
少年犯罪は少年の生活環境や友人に影響されるところが大きく、
健全な青少年こそが温かい愛の手を差しのべるべきではないかと
投書したことに端を発します。

永田氏の投書は、京都少年審判所(現・京都家庭裁判所)に回付され、
京都少年審判所に招かれた永田氏は、
所長の宇田川潤四郎氏及び徳武義氏から、わが国での
BBS運動立ち上げを提案されます。

永田氏の呼び掛けの下に集まった京都市内の学生達による、
京都少年審判所での日本最古のBBSの学生会議では、茨木市にある
浪速少年院で収穫されたお芋が振る舞われます。

 と、そこへ見事なふかし芋の山が持ち込まれたのです。
 当時の食糧事情では、どこにこんな見事なさつま芋があるのだろうかと、学生はどっと歓声を挙げ、荒塩のふりかけられた湯気の立つさつま芋の山は、たちまちみんなの笑顔を誘ったのでした。
 宇田川先生(注・宇田川潤四郎氏)から、「このお芋は決して闇で手に入れたのではありません。今日の皆さんの会議のために、わざわざ茨木の少年院(注・浪速少年院)の畠から掘りたてを届けていただいたのです。遠慮なくぜーんぶ召し上がって下さい。」とすすめられ、それ以降の打合せ会には、毎回ふかし芋のサービスが恒例となりました。
 ふかし芋のおかげで、ピーンと張りつめていた空気が急にやわらぎ、そこで私からこの運動の名称と、活動の方針を明らかにするための規約を作る必要があるのではないかと提案し、次回会合までにその案を作っておき、検討することを決めて散会しました。


(永田弘利(1988)「BBS運動の芽生え」『犯罪と非行』第76号、日立みらい財団)

幾度の話し合いを経て、昭和22(1947)年2月22日、龍谷学園京都女子専門学校
(現・京都女子大学)講堂にて、京都少年学生保護連盟(現・日本BBS連盟)が
創立されています。

現在、BBS活動は全国に広がり、約4700名の会員が活動しています。

茨木市の名産であるお芋がBBS運動立ち上げの気運を作り出した歴史。
折しも、平成27(2015)年4月には、BBS運動創始者である永田弘利氏を
生んだ立命館大学の2学部が茨木市内の新設キャンパスに移転します。

私達は、BBS運動に縁の深い茨木市を拠点に活動しています。

代表/柳本理佐
設立時期/昭和22(1947)年
会員数/24名
年会費/500円